2017年1月4日水曜日

「現代詩手帖」新年号に詩が掲載


   「現代詩手帖」20171月号に、詩作品「Afro Blue」と「T.B.C」の二篇が掲載されました。

    54回藤村記念歴程賞受賞第一作です。


    この詩は、湾岸戦争がはじまった1992年のアメリカの記憶とジャズが交錯する連作詩、「Asian Dream」の一篇。

    十代の一年間、ぼくはアメリカの西海岸、サンフランシスコの対岸にある、ジャズやファンクが盛んな街オークランドにいて、実際にバンドでプレイしてもいた。

    連作詩のすべての詩の題は、当時、ぼくが聴いたりプレイしていたジャズ・ナンバーの曲名からとられ、詩と曲が交差しインタープレイ(かけあい)するように書いてある。


   Afro Blue」は、いわずもがな、ジョン・コルトレーンの名演奏がインパルスにありますね。リンクをはっておきます。マッコイ・ターナーのピアノが、しびれる。


https://m.youtube.com/watch?v=H-56JerzFO4


    T.B.C」も、チック・コリア初代アクースティク・トリオの名盤の名曲。こちらは、いまのところ、ユーチューブからは削除されてしまっているみたい。レコードはもうコレクターズ・アイテムかな。とてもいい曲なので、時間をおいて検索してみてください。


   それと、残念ながら、この詩には誤植があります。「数えきれない飛葉者」というフレーズが二回でてきてしまっています。その二回目が、誤植です。


     ジャズとあわせて、ぜひ、ご一読ください。     

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