2016年10月15日土曜日

「文藝春秋」に詩が掲載



    いま発売中の「文藝春秋」11月号に、詩作品「The Long Way Home」が掲載されています。十行の短い詩。渡仏もあり、お知らせが遅くなりました。

    この詩は、湾岸戦争がはじまった1992年のアメリカの記憶とジャズが交錯する連作詩、「Asian Dream」の一篇。
    十代の一年間、ぼくはサンフランシスコ対岸にあるジャズやファンクが盛んな街、オークランドにいて、実際にバンドでプレイしてもいました。
    連作詩のすべての詩の題は、当時、ぼくが聴いたりプレイしていたジャズ・ナンバーの曲名からとられ、詩と曲がインタープレイ(かけあい)するように書いてあります。

    「The Long Way Home」は、スウェーデンのジャズ・ピアニスト、ボボ・ステンソン(Bobo Stenson)のオリジナル・ナンバー。アルバム「Serenity」の一曲ですが、同アルバムでは「Golden Rain」というタイトルで録音されてます。
    ぼくが聴いていたバージョンは、ボボがヤン・ガンバルクのバンドでプレイしていたころのほう。いまは絶版。ボボ・ステンソン・トリオのバージョンは、下記リンクから。


ちなみに、ボボ・ステンソンのソロピアノ・バージョンは、こちら(貴重!)


「文藝春秋」に詩を書かせていただいたのは、今回で二年連続、三度め。機会がありましたら、ぜひお手にとってみてください。
   ジャズといっしょに。

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