2014年12月29日月曜日

ロンディーノでランチ






 

     鎌倉から江ノ電で稲村ガ崎へ。海沿いのイタリアン、ロンディーノでランチを食べる。
     詩人田村隆一が好んだレストランは、シンプルだが本格・本場のイタリアの味を伝える。魚も新鮮。イタリアに行かれた方で、日本のイタリアンに物足りなさを感じているのなら、おすすめです。
   プロセッコと飯蛸のマリネではじめて、前菜、プリモは田村隆一が好んだ「娼婦風スパゲッティ」。セコンディはアイナメのソテー。田村隆一はこのレストランをよく訪れ、すぐ目の前の海を眺めながらワインを呑んだらしい。かの「三日酔い」のときも、ここの「唐辛子とニンニクのスパゲッティ」なら食べられたと、奥様の悦子さんが語られていた。ワインはピネーロ、ピノノワールのロゼで、キアーロ・ディ・カレをボトルで頼んだ。最後は洋梨のケーキ。ヨーロッパ以来、久しぶりにお腹がぱんぱん。
   三十代の前半、新宿に住んでいたぼくは、一月に一度は湘南新宿ラインに飛び乗り、ロンディーノに通っていた。さいたまからも鎌倉は電車で一本。またすぐ来たいな。
   新年一月に都内で田村隆一をめぐるイベントに出演予定です。そんなわけもあって、今回はロンディーノ。

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