2013年7月25日木曜日

福島再訪


阿武隈川



南相馬市役所近く 原町 本町通 
今週末からはじまる
相馬野馬追の準備が進んでいた



津波に飲まれた
南相馬市 上渋佐地区のいま
海岸から約八㎞の地点
新聞社の仕事で
福島を取材。

山形では豪雨
福島は快晴
時間があったので
水嵩の増えた
阿武隈川沿いを散策。

記者さんの車で
除染作業のつづく
飯館村から
今週末が野馬追の南相馬
そして
ほとんどの家屋が
倒壊し、いまも
警戒区域になっている
小高地区へ。
あらかじめ約束の
とれていた地元の方々に
震災から今日までを
振り返っていただき
お話を聞いた。

昨年の
取材でお話を聞いた
方々とも再会を果たし
とても嬉しかった。
復興の道のりは
まだあるものの
去年に比べても
相馬などは
活気を取り戻しつつ
あると思う。

岑越の山々に囲まれ
海に河湖
温泉も多く
自然に恵まれた
福島の豊かさと美しさは
本質的には
いまも変わらない。
福島の人たちは
大らかでやさしく
気骨がある。
十代から何度も
遊びや出張で
来ているけれど
独りで呑んでいると
一見、無骨そうな人が
気さくに話しかけてくれ
会津人のユーモアで
こちらの心をほぐし
ときに煙に巻く。
酒も肴も華美ではなく
質が高くて
美味しいものが多い。

大好きな土地だし
埼玉に暮らす者として
近くに感じる場所だ。
だからこそ
起こってしまったことは
痛ましいし
原発については
まったく身近な問題として
福島の声に耳をかたむけ
自分事として
考えていかねばならない。

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