2013年2月19日火曜日

北上の贅沢な1.5日



日本現代詩歌文学館


吉増剛造さん「お土産詩」直筆原稿カラーコピー

2013年2月16日、
岩手県北上市の日本現代詩歌文学館に、
笠井叡×吉増剛造
「歌と舞のあたらしいページ」
(トーク司会・林浩平氏)
企画展示・パフォーマンスにいってきました。
笠井さんと吉増さんの素晴らしい競演でした。
林さんが司会のトークも、
おふたりの仕事をよく知る林さんだからこその、
的確でわかりやすい流れになっていました。
イベントと展示の内容については、
「現代詩手帖」にレヴューを執筆予定です。
(掲載記事をぜひご覧ください)
会場には書肆山田の鈴木一民さんのお顔も。
主任学芸員の豊泉さん、木村さんをはじめ、
日本現代詩歌文学館の皆様に、
大変お世話になった旅でした。

気温は日中でもマイナス2度ほど。
垂直に降る関東の雪とはちがい、
北上のパウダースノーは風にのって
ゆっくり水平に浮遊してゆく優美な雪。
前日の2月15日、
詩人の城戸朱理さん、マッド・バンビさんと
ぼくは北上に前ノリして宿泊。
夕方から詩歌文学館の豊泉さん推薦の
地元の寿司割烹「魚菜」で吞みました。



つきだし三菜のひとつ、帆立貝柱のカツ。
ものすごくでかい貝柱、丸ごと一粒を揚げて。


バター牡蠣



いうまでもなく、刺身は新鮮。
これで2人前の盛り合わせです。
血の滴りそうな本鮪の赤身。
牡丹海老はぷりっぷりで、20センチちかくあった。

豊泉さんに地酒「浜千鳥」を三本、差入れていただく。
最後に寿司を一人前ずつ頼むはずでしたが、
もうお腹いっぱいで食べられませんでした。
会計はひとり3千円ほど。
イベント当日のお昼は、
偉大なVisual Poet 高橋昭八郎さん、伊藤元之さんらが
青年時代を過ごした北上市街を散策。
普通のスーパーの名店街で食べたのが、
下の回転寿司。


平目の縁側は肉厚でぷりぷり。
舌にのせると、じんわり溶ける。


寿司の種類も関東とはちがうものがいっぱい。
巻物も「すじこ巻き」など、
魚介が豊富な岩手ならでは。
牛タンの炙焼き寿司も美味でした。


日本酒のアテに最高の蟹味噌が
大盛りの軍艦巻き。

城戸朱理さんから生地岩手県のお話や、
北上「VOU」の逸話をききながら昼酒。
そんな話をきいたイベントの後で、
ぼくは本物の伊藤元之(下写真中央)さんと
初めてお会いすることができたのです。
なんて贅沢な1.5日だったんだろう。


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